運営しております趣通信のYouTubeチャンネルにてだるまや京染本店さんとのコラボ動画を一昨日、公開いたしました。
店主で6代目でもある八木さんと、それぞれのチャンネルでの初コラボ動画を公開させていただきました。
せっかくなので、八木さんから1年半前にYouTubeの相談を受けたときにアドバイスをさせていただいたことや、企業のYouTubeチャンネルの企画・撮影や編集などの運用代行を弊社でも実施しておりますので、レガシー産業や中小企業の動画活用について自社の事例も交えながらご紹介したいと思います。
Facebook・ Instagramから注力先をYouTubeへ移行
趣通信では2018年の8月から本格的にYouTubeの活用をはじめました。それまでは2016年からFacebookやInstagramで1分程度の短い動画が盛り上がりを見せており、ライブ配信にもプラットフォーム側が強化を図るのと合わせて、動画の配信はFacebook・Instagramをメインに運用をしておりました。
しかし、2018年からFacebook・ Instagramから YouTubeへ注力先を変えた1番の理由は動画の「視聴時間の長さ」が理由です。
再生回数は大切。再生時間はもっと大切。
同じ動画内容でも数秒程度しか見られていないにもかかわらず、再生回数が何万回と表示されるFacebook・ Instagramと違い、動画を見るためにアプリやサイトを開くYouTubeでは視聴時間が圧倒的に長いことが分かりました。
数秒しか見られていないプラットフォームでいかに再生回数を伸ばすかを考えるのではなく、再生時間が長く、そして再生数もどう伸ばすかが本質的だなだと感じ、注力する軸足を2年前からYouTubeへ変更いたしました。
約2年間でチャンネル登録者数は約1.5万人、再生回数は350万回も増加し、現在はチャンネル登録者数2.1万人、総再生回数は430万回という規模感になってきています。(2020年8月現在)
そのような経験から弊社では自社メディアのYouTube活用だけではなく、企業様のYouTubeチャンネルの企画立案・撮影、編集を含めた運用代行を提供しております。
冒頭にコラボ動画でご紹介させていただいた八木さんからも約2年ほど前に企業としてYouTube活用のご相談をいただいたことからスタートいたしました。
企業がYouTubeを活用する目的は何か?
弊社ではメディア運営をしているのもあり、収益化の手段の一つとして広告収益化ができるYouTubeを活用するという目的から開始いたしました。
YouTubeはチャンネル登録者数が1,000人を超え、一定時間の再生数があると動画の収益化ができるようになります。
趣通信のYouTubeチャンネルで、着付けや帯結びなど着物を着る際のお悩み系や、やり方系の動画が多いのは、初心者の方でもわかりやすく発信をし、着物を楽しむ方のお助けをしたいという大前提がありますが、それを持続していくためにサービス側としては、収益をちゃんと出しながら運営する必要があるため、繰り返し再生をしてもらいやすい動画を発信している側面もあります。
メディア運営企業の多くは広告収益の獲得を目的にYouTubeを活用しているケースが多いと思います。
一方、メディア運営とは関係ない企業での活用法はどうでしょうか。
メーカーや小売企業、ニッチな業界ほどYouTube活用が面白い
様々な業界・業種のWebマーケティング支援をさせていただく中で、テキストや写真と違い、動画のマーケティングは情報量が多いのが特徴です。
- 商品紹介をして販路を広げたい「メーカー」
- お客様へ商品販売やPRをしたい「小売業界」
- 写真や文字だけでは伝わりづらい「ニッチ商品」や「レガシー産業」
など動画の活用方法は、成し遂げたい成果(ゴール)に応じて、重要なポイント、必要なステップが異なってきます。
コラボさせていただいた八木さんが店主のだるまや京染本店さんは、洗い張りという着物を解いて洗う着物のお手入れを中心に、仕立て直し全般をされています。
洗い張りという工程は、着物を着る人でも見る機会はなかなかありません。そのような職人の仕事を中心に、着物の仕立て直しの事例などをだるまやの公式YouTubeチャンネルで発信されています。
着物を中心にレガシー産業のWEBマーケティング支援をさせていただいているからこそ感じることですが、他ではなかなか見ることや聞くことができない商品、産業、業種ほど、自社の製品やこだわり、考えなどを伝えることができる動画の活用は、コロナ禍によってさらに重要性を増しています。
動画を活用することは自社の宣伝・営業を24時間365日してもらっていることと同じ
コロナウイルスによって対面での接客ができなくなってしまったことにより、サービス業を中心に多くの業界で影響が出ています。デリバリーやECの活用などデジタル化が多くの業種で進んでいます。
弊社では、動画を活用して着付け小物や帯など商品販売をECで行っておりますが、そのほとんどが YouTubeでの動画経由で購入につながっております。
- 商品開発者にどのようなこだわりで作ったのか
- その商品を使うとどのような効果があるのか
- 実際に商品の使い方を実演で解説
一度撮影してしまえば、動画が再生されるように適切なマーケティングを実施することで、動画が自社(自分)に代わりに宣伝・接客をしてくれる仕組みを構築できます。
だるまやの八木さんもコロナによって影響を受けている最中、視聴者の方へ、お願いとして呼びかけを YouTubeを通じて行いました。
コツコツと視聴者の方々に着物のまめ知識を中心に情報発信を継続していく中で、「この職人さん(お店)にお願いしたい」という人柄を含めてお店の信頼感を積み重ねていかれていたと感じています。
お願い動画のコメント欄には、「いつかお願いしようと思っていたのでこの機会に」という内容が多く寄せられ、結果4月の依頼数はコロナ前年比に比べて、多い結果となったそうです。
自社の経営状況を整理した中で、何をすべきか
既存の営業手法や接客など、見直しをしていかなければならない中、まず何を一番大切にするべきか。
前回の記事でも紹介をさせていただきましたが、先が読めない今だからこそ、自社で・自分で考えて決断していくことは大切です。
しかしそれでも解決が見えてこない経営者の方は、迷って悩んで、時間が過ぎてしまう前に今、一番大切なことは、再び緊急事態宣言が発動される前に、とにかく早く自社の経営課題を認識し、対策を講じる準備を整えることです。
今後も予測できないことが新たに起きたとしても、100%の自信を持って経営の意思決定をしていくために、今、少しでも不安な気持ちをお持ちの中小企業経営者の力になりたいと思っています。
8月26日締切ではありますが、中小企業の経営者さま限定5名でセミナーも開催させていただきます。
一緒にこれからの危機を乗り越えていくことを考え、実行できる経営戦略・事業戦略を提供していきたいと思います。
最後に、コラボ動画の後編で八木さんにおっしゃっていただき、とても嬉しかった一コマ。
真剣に向き合った先に、その人の、その企業にとって、良い影響を与えていけるよう、これからも丁寧に粘り強く。
その他、WEBマーケティングなどのご相談に関しましては、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
八木さんとのコラボ動画はこちら
だるまや京染本店
住所:〒254-0042 神奈川県平塚市明石町5-7
営業時間:9:00~18:30(水曜定休)
電話: 0463-21-1411 HP: http://www.darumaya-gofuku.jp/
月間350万人リーチの着物メディア「趣通信」を中心に自社メディアサービス運営とSNS戦略設計・運用分析、動画制作・YouTubeチャンネル運用代行、SEOコンテンツ戦略設計などWebマーケティング支援を提供しています。
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